渡航を予定している方とって、「日本から何を持っていこう??」は大問題。在住者のブログを読みながら悩んでいる方も多いのではないでしょうか。私もまさにそうでした。
実際にシンガポールに移住してみると、ドン・キホーテやダイソー、UNIQLOや無印があちこちにあり、ローカルのドラッグストアでも普通に日本の化粧品が売っていたり、ネットスーパーで日本食材が手に入ったり。シンガポールはとても”日本人が住みやすい国”だなということを実感しています。
ただ、それでもやっぱり意外なものが手に入りづらかったり、日本の方が断然安くて種類が豊富ということは多々あります。
そこで、美容と衛生面が特に気になる私が2人の子どもを連れてシンガポールに移住してみて実感した、「これは持ってきて良かった!!!」をご紹介します。
私が日本から持ってきてよかったものベスト10
サンバリア100の折りたたみ日傘
紫外線が日本の7倍もある赤道直下のシンガポール。日焼け止めを塗ってもまる焦げになるので、正直コレなしではいられません。私にとっては絶対的必需品。
日本にいるときからサンバリア100の日傘を使っていたのですが、3段折と2段折の2本をシンガポールに持ってきて、毎日使っています。
世界には日傘をさす習慣のない国もたくさんありますが、ここシンガポールでは中華系の方がよく日傘をさしているので、場違いな感じもありません。ですが、何故かショッピングモールやデパートで売っているのをほとんど見かけないんですよね。やっぱり日本から持ってきてよかった!
日傘・・・といっても、しっかりUVカットしてくれないと意味がありません。私が使っているサンバリア100の日傘は完全遮光。紫外線、赤外線、可視光線など、地上に届く全ての光を100%カットしてくれます。中でも私がおすすめするサイズは3段折。
というのも、2段折が約85cm 、3段折が約96cmと、3段折の方が直径が広いんです。ここシンガポールで使うなら、広範囲で遮光してくれる3段折が断然おすすめ。しかも、建物に入ったらサッとたたんで鞄にしまえるサイズが良いですよね。シンガポール特有の急な雨のときも便利です。
ナイガイのUVカットアームカバー
さすがにアームカバーをしているローカルの方はいないので、これをしていると「いかにも日本人」という感じがしてしまいますが・・・多少恥ずかしくても、おばちゃんっぽくても、そんなこと言っていられない!屋外では常に子どもと手をつないで歩いているため、傘から出てしまう腕を守るためにつけているのがアームカバーです。
屋外は暑くてできるだけUVカットパーカー等を着たくないので、腕につけるだけで紫外線カットをしてくれて、屋内でさっと外せるアームカバーはとても便利。こういったものをつける習慣がないためか、シンガポールではメジャーではないので、日本から持ってきてよかったものの1つです。
アームカバーなら何でもいい訳ではなく、UVカット率や長さ、通気性、手入れのしやすさ、ファッション性、使用感の良さが重要。その点で気に入っているのが、接触冷感素材「アイスコットン」を使ったナイガイのアームカバー。UVカット率95%以上です。
他にもいくつか持ってきたのですが、アイスコットンのアームカバーは引っ掛かりができにくくてお気に入り。その日のコーデにあわせて黒かグレーののどちらかを鞄に必ず1組入れています。
洗える防水防ダニボックスシーツ
ダニ対策の記事でもご紹介しましたが、
日本から持ってきて良かったものの1つが、洗える防水防ダニボックスシーツ。シングルやダブル、クイーンといったベッドの規格は世界共通なので、先に入国していた夫が物件内覧時に撮影してくれたビデオを見てサイズを特定し、全てのベッド分の防水防ダニシーツを日本から持ってきました。
4歳の息子は寝汗がひどく、時にはおねしょをしてしまうこともあるので、防水加工が施されたボックスシーツは必須!家主さんからお借りしているマットレスをしっかり守ってくれています。
さらに、裏面が加工されているので、汚れを防ぎながら、ダニも通さないという優れもの。
シンガポールのショッピングモールでは、おしゃれな寝具屋さんはよく見かけるのですが、日本に比べると機能性に優れた品ぞろえは少ないので、「機能性」を重視したいものは、やはり日本から持ってくるのがおすすめです。
寝具用の除湿マット
これもダニ対策の記事でご紹介しましたが、うちではベッドにシリカゲル配合の除湿マットを敷いて湿気対策をしています。
除湿マットを使うメリットは、ずばりカビとダニの予防。一年中高温多湿のシンガポールでは、湿気対策が必須。革のブランドバッグにカビが生える話は有名ですが、こちらでは本当に何にでもカビが生え、そしてそのスピードが尋常じゃない!
その点、除湿マットは汗や湿気を吸収してくれるのでダニの繁殖やカビの発生予防が期待できます。敷くだけでとっても手軽。電気代もかからないし、冷房で寝冷えして風邪をひくこともないのでおすすめです。
かゆみ止めパッチ他市販薬
子どもたちと屋外のプレイグラウンドに行くことの多い我が家の必需品がこちらの「かゆみ止めパッチ」。シンガポールは定期的なペストコントロールで蚊が駆除されていますが、それでも公園などに行くと、あっという間にナゾの虫にさされることも。
そんな時、薬で手を汚さずに貼れて、速やかにかゆみが静まり、子どものかきこわしも防いでくれるので、鞄には必ず1シート入れて持ち歩いています。
でも、この貼るタイプのかゆみ止めってシンガポールの薬局では売っていないんですよね。
他にも、日本から救急箱いっぱいに市販薬を詰めて持ってきました。慣れた薬の方が安心ですし、似た効能の薬が買えるかどうか探すところから始めるのは手間なので、信頼できる市販薬を一式そろえて引っ越し荷物で持ってくるのがおすすめです。
子ども用ラッシュガード(フルジップ)
シンガポールに来て違いを感じたのが、子どもの屋外プール・水遊びのご流儀。
日本でもラッシュガード使用可の小学校が増えてきているようですが、古くは「基本スクール水着のみ、日焼け止めクリームなどは禁止」だった日本。
日差しの強いシンガポールは真逆です。上は袖あり、下はパンツ型の露出の少ない水着(いわゆるスイムスーツ)を着用している子どもが多く、学校でも長袖のラッシュガードや頭を守るつばのある帽子が必須で、忘れた場合は参加できないというのがルール。
シンガポールでも可愛いスイムウエアはたくさん売っていますが、
何故か”もぐりタイプ”のラッシュガードが多く、前が全開になるフルジップタイプが少ないんですよね。小さい子どもが学校で自分で素早く着替えるなら、フルジップタイプが断然便利なので、日本から持ってきたものを愛用しています。
ヘッドの小さい歯ブラシ
私がシンガポールに来る前に在住者ブログでよく見かけた情報が「売られている歯ブラシが大きい」というもの。実際、こちらのローカルスーパーで見かける歯ブラシはびっくりするほど大きいものばかり。
もちろん、シンガポールにはドン・キホーテもあるし、薬局ならイオングループのウエルシア薬局などもあるので、昔と違って今や日本の歯ブラシを買うことも可能です。ただ、日本で買うより高いのと、自分用や子どもの仕上げ磨き用に愛用している「超コンパクトヘッドのやわらかめ」はあってもそんなに種類がないんですよね。
ローカルでは、日本の生活用品メーカーLIONが「Systema」というブランド名でシンガポール展開している歯ブラシが比較的近いのですが、それでも日本で買っていた超コンパクトヘッドよりは大きめ。そして、何よりお値段が高い!!
なので、歯ブラシにこだわりがあって、特に超コンパクトヘッドをお使いの方は、日本で買って持ってくることをおすすめします。
子どものオンライン授業用のノートPC
シンガポールのインター校では、コロナの外出規制強化により自宅学習に切り替わると、幼稚園でも小学校低学年でも、当たり前のように授業がオンライン(ZOOMを使った授業と、e-learningの課題)になります。
そこで必要だったのが、子どもに1人1台のノートPCかタブレット。
わが家では、子供用として”日本で買って持ってきたもの”と”シンガポールで買ったもの”の2台があるのですが、シンガポールで買った方はやはり使いにくい。
言語を日本語入力・表示に切り替えているので、使えないことはないのですが、キーボードの配列が「英語キーボード」と「日本語キーボード」では異なり、日本語キーボード特有の「半角/全角」「カタカナ/ひらがな/ローマ字」や「変換」がなく、記号キーの位置も違うので、操作性が落ちて不便に感じています。
日本以上にデジタル化が進んでいるシンガポール。今後コロナが終息しても、外出が規制される何かが起こった際は即時でオンライン学習に切り替わることは間違いないので、日本語入力でもPCを使用したい場合は、日本から持ってくることをおすすめします。(電気製品は日本で買った方が断然安いしね)
オンライン会議用のヘッドセットなど
他にも、ヘッドセットや充電器、電圧切り替えのついたカールドライヤーや自動電圧切替の美容家電など、電圧を気にしなくてよい小型電化製品は日本で買ったものを持ってくるのが断然おすすめ。
シンガポールにも家電量販店はあって、どこのショッピングモールでも見かけるのですが、日本みたいに高性能な最新機種がずらっと並び、しかも価格競争とサービス提供でしのぎを削っている感じはあまりありません。店舗に行って並んでいる商品をネットで調べると、日本メーカーじゃないものも含め、もっと新しくてもっと性能の良いものが、日本ではもっとずっと安く買える・・・なんてことがしばしば。
大型家電は、日本で処分してくるかトランクルームに預けて来星される方がほとんどだと思いますが、電圧を気にしなくてよい小型家電は日本から持ってくるのがおすすめです。
ふんわり盛れるドーム型お弁当箱など
シンガポールにはドン・キホーテもダイソーもあるので、小分けのカップなどのお弁当グッズは手に入りやすく、しかも安価。でも、日本製のお弁当箱を買おうと思うととにかく高いんですよね。
日本で1,000円ほどのキャラクターお弁当箱が、シンガポールでは30ドル以上(約2,500円)で売られていたりします。た、高い。。カトラリーセットももちろん高いです。
一方で、こちらで子ども用のお弁当箱というと、日本のものより平たくて幅が大きいのが特徴。テイクアウトのお弁当のようなサイズ感のお弁当箱で、パンやカレー、チキンライスをどかんと入れて、あとはフルーツ・・・というメニューには適しているのですが、うちの子には大きすぎるし、日本のお弁当メニューは入れにくい作り。
子どもに可愛くて漏れない日本式のお弁当箱や、カタカタならない抗菌カトラリーセットなどを子どもに持たせたい場合は、日本からお弁当まわりのグッズを持参いただくのがおすすめです。
さいごに・・・
いかがでしたか?お子さんの有無や年齢でもマストアイテムが変わってくると思いますが、現地の様子が少しでも参考になるとうれしいです。
この記事に関連して、「逆に持ってこなくても大丈夫だったもの」や「シンガポールに来てすぐに買ったもの」もご紹介しています。また見てくださいね。