インター校ってどう?

シンガポールインター校 入学初日のリアル【体験談】

入学初日は、親のほうが緊張してしまうもの。
その上、シンガポールのインターナショナルスクールへの入学ですから、前日の夜は心配で心配でほとんど眠れませんでした。

英語の話せない日本の保育園児が、シンガポールのインター校に入学した初日がどうだったか、レポートします。

娘:6歳のケース

保育園年長の娘、シンガポールに引っ越したら、突然小学生に!?

娘は、日本では保育園の年長さん。日本にいたら、2021年4月に小学1年生になります。

ところが、シンガポールは、新学年の開始月が日本と異なるため(ローカル校は1月、インター校の多くは8~9月に新学年が始まります)、2021年1月にインターナショナルスクールに入学した娘は、生まれ月の関係で既に1年生

しかも、娘が編入した1月は、新学年の開始月ではないため、入学式もオリエンテーションもなく、1年生の3学期に突然放り込まれることになりました。

もちろん、学年の区切りが違うことも、1年生の途中での入学となることも日本にいるときから分かっていて、分かった上で入学を決めたのですが、、、、、

コロナの影響は、インター校の入学準備にも 

想定外だったのが、コロナによる影響。

既に国としてはフェーズ3に移行していたため、1月に入学する身としてはフェーズ3の対応を期待していたのですが、学校側としてはまだフェーズ3の具体的な指針がないということでフェーズ2の対応が継続されていました。

そのため、初日であっても親が校舎入り口まで付き添うこともできず
また、子供が事前に学校内を見学したり、体験できる機会はなく、カリキュラムに関する具体的な説明を事前に受けることもできず、全てメールによる概略的なやりとりのみ(入国後、学校の門の外までは見学に行きました)。学校のミッションやバリュー、ルールに関するハンドブックはいただいたものの、時間割も翌日以降の服装も全て「入学初日に担任からご連絡します」とのこと。

でも、初日の娘にとって切実なのは・・・

どれが自分の使う校舎で、教室がどこで、誰が自分のことを知ってくれていて、一番近いトイレがどこにあって、トイレの水の流し方はどうすればよくて(※実際分からなくて困ったそう)、スクールバスで帰ってくるにはどこに行けばよくて・・・ということ。

通常、日本の学校であれば、丁寧な入学説明会があり、詳しい入学準備リストや初日の活動内容や校内図などが事前に紙でもらえると思うのですが・・・もともとそういったものがない(え?筆箱もノートもいらないの?教科書は?)上に、このコロナ禍で娘に何のインプットもしてあげられないままスクールバスを見送ることしかできませんでした。

 

日本の保育園とシンガポールの小学校との「大きなギャップ」

日本にいた頃は、保育園の年長さんだった娘。やることと言えば、お歌、体操やマラソン、ダンス、リトミック、ピアニカ、給食、絵本の読み聞かせ、散歩、自由遊び、おやつ、紙芝居など。その多くが「遊びを通じた学び」でした。

保育園では、1人ひとりの自立を促しつつも、それを見守る優しい目が常にそばにあり、困ったらすぐに手を差し伸べてくれる。それが娘にとっての学校(保育園)でした。

「言語ギャップ」+「カルチャーギャップ」

それが、初めてのスクールバスに揺られ、着いた場所では、誰が誰かも、どこに何があるのかも、自分はどこでいつまで何をするのかも分からず、しかもそれを日本語でサポートしてくれる方はいない。
英語さえできれば、困ったときに聞けばいいので何の問題もないですが、娘にはそれもできない。

いままで1日中イスに座って授業を受けたこともないのに、朝9時から1時間単位の授業が5コマ。何が何だかわからない。そして、英語も分からないのに、その英語で中国語を学ぶ授業まである。英語だって分からないのに、その英語で中国語を教えられる授業があるんだから、大変です。

「小1ギャップ」+「2学期編入ギャップ」

日本では、保育園や幼稚園児が小学校にあがる際、そこに大きなギャップ(=小1ギャップ)があると言われています。

小学校に入学したばかりの小学校1年生が、学校生活の大きな変化になじめず (1) 集団行動がとれない、(2) 授業中に座っていられない、(3) 先生の話を聞かない、などの状態が続くことを「小1プロブレム」と言うそうですが、

小学校入学で起こる変化の例

  •  遊び中心から勉強中心になる
  •  一定時間じっと椅子に座っていることが求められる
  •  時間割に沿ったスケジュールになる
  •  担任1人あたりの児童数が増える
  •  担任の子供に対するかかわり方が変わる

    娘にとっては「小1ギャップ」どころか、入学式もなく2学期の途中から入れられ、しかもたった一人で、言葉も文化も習慣も異なる場所で何時間も過ごすなんて、それはそれは、大きな衝撃とストレスだったと思います。

    そして、発熱・・・

    入学初日、娘は昼ごろ突然発熱し、初日にして学校から連絡をもらってお迎えに行きました。熱自体は大したことないのですが、泣いているとのこと。

    いつも何にでも意欲的に挑戦し、どんな困難な状況でも必ず良い側面に目を向けて努力をしようとする娘が、はじめて

    「学校・・・つまらなかった」

    そして、初日、娘がそれ以上学校のことを語ることはありませんでした。

    でも翌日以降、「学校がつまらない」「行きたくない」ということは一切ありませんでした。きっと心配をかけまいとしているのだと思います。

    日本だったら、何事も自律的に行動できる娘だからこそ、ハードルを上げてストレッチする経験をさせることも、振り返れば大きな価値になる。そして、きっとそれを糧に成長することが出来ると娘を信じている・・・
    そう思ってインター校への入学を決めたものの、これで果たして良かったのかな。これからどうなるんだろうと不安は尽きません。

    1週間たった今は、学校生活にも少しずつ慣れはじめ、サポートしてくれるお友達もできたようで「今日は〇〇が楽しかった!」と元気に帰ってくるようになりましたが、英語ができないことで、不本意ながらクラスについていけなかったり、嫌な思いをすることはあるようです。

    子供の異文化適応能力に甘えることなく、精一杯努力している子供の健気な気持ちを理解してサポートしていきたいと思います。

    息子:3歳のケース

    3歳児でも午後のお昼寝タイムがない!

    一方で、日本では保育園の年少さんだった息子。生まれ月の関係で、シンガポールでも年少に該当する学年に入学しました。

    遊びなどアクティビティを取り入れながらではありますが、娘と同じく5時間(!)の授業を英語で受ける生活。しかも、日本の保育園で日課だった13時から15時までのお昼寝タイムがないことも親としてはとても心配していました。

    でも、娘とはキャラクターの違う息子無事、初日を生き抜きました

    トイレに行けるか、先生にトイレと言えなくて、あるいは言っても通じなくて、間に合わないんじゃないか・・・午後眠くなってぐずったりするのでは・・・とあれこれ心配していましたが、それも全く問題なし。初日は1人、何事もなかったかのような飄々とした顔で、スクールバスから降りて帰ってきました。

    さらに、普段は食が細い上に、いまだに食べ物で遊んだり、食べながら寝てしまったり、集中力が続かないのに、

    持たせたお弁当を自力で完食し(普段使ったこともない普通のお弁当箸が使えた)、先生からお弁当が足りないのでもっと持たせてくださいと連絡をいただくほど。

    そして、自分でも「赤ちゃんだと思われたくないから、食べ物で遊ばなかったし全部食べた。トイレも行った。英語は分からないけど、大丈夫だった」

    なにーーーっ!! できるなら普段からそうしてー。

    娘と息子の違いはどこにあったのか?

    もちろん娘と息子の性格の違いは大きいものの、やはりそこにあるのは「小1ギャップ」だと思います

    今回同じインターのPreschoolとPrimaryに子供を同時に入れて分かったのは、シンガポールでも幼児教育と小学校教育は違うということ

    年少さんである息子に対しては、自立への期待値も低く、先生はたとえ日本語は分からないとしても、1人1人をよく見て、身の回りのことから食事まで、丁寧にサポートし、必要なことがあれば、先生の方から積極的に親に連絡をしてくださいます。

    当然、英語力に対する期待値も低く、息子においては先生から英語学習についてあれこれ言われることもありませんでした。

    さいごに・・学年による英語・自立プレッシャーの違い

    娘に関しては、入学後の数日間、先生と英語補習についてのやりとりが続きました。正直、中学高校の先生か塾の先生と話しているような気分。

    WIDA評価において決められたスコアが取れるまでは、英語補習(追加費用あり)はオプションではなく必須で行われるとのことで、ご支援いただける体制があるのはありがたい反面、年少の息子と違い、小学校1年生の娘は各授業についていけるだけの英語力を早急につけないとイケナイということであり・・・。かなりのプレッシャーです。

    日本語が話せるようになってから?それともその前?

    海外の学校への編入を考えるとき、日本語力の土台作りや相関関係を考えると、ある程度母国語力がついてからの方がいいのではと思うかも知れません。

    ただ、「小1ギャップ」があることを踏まえると、日本で通常の幼稚園や保育園に通っている子がインターナショナルスクールを選択する場合は、もしかしたら小学生の年齢に達する前に入学した方がハードルは低いのかも知れません。

    最後までお読みいただきありがとうございます。また来てくださいね!
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