シンガポールで必要なものは持っていきたいけど、引っ越し荷物はできるだけ減らしたい。その見極めが難しいんですよね。私も渡航準備の際、在住者のブログを読みながらかなり悩みました。
住む国・場所によって、なくてはならない物や便利と感じる物は変わります。実際にシンガポールに移住してみると、こちらの生活にあった必需品があったり、日本では使っていなかったものが思いのほか役立ったり・・・。意外なことの連続でした。
そこで、シンガポールのお国事情や住居事情とあわせて、こちらに来てからすぐに購入して「これは大正解!!」と感じたものをご紹介します。
シンガポールに来てからすぐに購入して大正解だったもの
プリンター
シンガポールに来て、不便に思ったことの1つが、「コンビニにマルチコピー機が設置されていないこと」。
治安もよく、これだけデジタル化が進んでいて、便利なものをうまく取り入れている国なので、「シンガポールのコンビニにもあるんじゃないかな」なんて期待していたんですが。
でも、いろいろなものがデジタル化されている国だからこそ、実は結構プリンターの出番があるんですよね。特に小学生の子どもがいる場合は、一家に一台あった方が絶対便利!
わが家では、シンガポールに来てすぐにショッピングモールに入っている電気屋さんでホームプリンターと、IKEAでプリンター台を購入しました。
学校からの連絡や手紙は全てアプリに届きますし、プリントアウトしたものにサインしてPDFで返送するようなこともあります。オンライン学習期間は、課題は全てアプリから入手するので、ダウンロードしたものを一度プリントアウトし、回答・作文したうえで再度アップロードして、先生に提出しています。プリンターなしでは子どもの学習サポートは難しいかも。我が家ではそのくらい活躍しています。
エアフライヤー(ノンフライヤー)
エアフライヤー(ノンフライヤー)とは、油を使わずに揚げ物を作るキッチン家電です。
うちが借りているコンドのキッチンには魚焼きグリルがなく、オーブントースターは日本を出るときに手放してきたので、焼く機能が手軽に使える調理器具がなく。1年先に渡星していた夫から「エアフライヤーがとっても便利らしい」という情報を聞いて、シンガポールに来てすぐ購入しました。
たしかに肉や魚をグリルするときやパンをトーストしたいとき、お餅や冷凍パンを焼くときやカリっとさせたいものの温めなおしにぴったり。日常的に使っています。
毎朝子どものお弁当を作るとき、2口コンロで調理しながら、フライヤーでほったらかし同時調理が可能なので、時短にもなってかなり便利。
クックパーなどのフライパン用グリルをひけば、ほとんど汚れないので、お手入れも簡単です。
レンジ対応プラ食器
食器もテーブルコーディネートも大好きで、出来ればプラ食器は使いたくないんです。
渡航時、子どもは3歳と6歳だったので「もう幼児食器は卒業。これからは大人と同じ食器でいいよね」と日本で使っていた幼児食器はほとんど手放し、陶器の食器に絞ってシンガポールに来たのですが、すぐにプラ食器を買い集めることに・・・。
というのも、シンガポールの家の床は白い大理石。コンドミニアムで床が大理石という方、多いですよね。
この床、涼しいし水に強く、何よりおしゃれで高級感があるのですが・・・非常に固いので、うっかり食器を落としてしまうとほぼ間違いなく割れてしまいます。
しかも、割れ方がひどい。粉々になり広範囲に飛び散ってしまうので、子どもが安全に過ごせる部屋に戻すための片づけ・掃除には気も時間も相当つかいます。
日本では絨毯やクッション性の高い遮音フローリングの家に住んでいたので、子どもがうっかり食器を落としても割れないことが多く、ましてや粉々になって飛び散ることなんてなかったのでこれには驚きました。
シンガポールでレンジ対応のプラ食器を買うなら、シンガポール国内で20店舗以上あって何でも1つ2ドル(約169円)で買えるダイソーJAPANがおすすめ。うちでは子ども用としてプラ食器を各サイズ複数枚ずつ揃えています。なかでもおすすめは「フォリオForio」と「カルラKALULA」。
コロンとした丸みが可愛らしい「フォリオForio」シリーズは、デザートボウルが子どものちょっとした取り皿に、深型ボウルは小どんぶりや小うどんにぴったりのサイズ。
厚みがあって、高級感があります。しかも、汚れがつきにくく落ちやすい防汚剤クリンベル配合。カビが繁殖しやすいシンガポールにぴったりです。
シンプルな「カルラKALULA」シリーズは平皿がおすすめ。
取り皿として、和洋食器と一緒に食卓に出しても違和感のない・厚み・色あいで、どんな料理とも、どんな食器とも相性がいい気がします。
シンガポールに引っ越しをされる際は、子ども用のプラ食器は捨てずに持ってくる、あるいはこちらに来てすぐにプラ食器を購入されることをおすすめします。
ベッドガード(ベッドフェンス)
もう赤ちゃんの年齢ではないこともあり、日本では既に使わなくなっていたのですが、プラ食器と同じ理由で必要になったのが、ベッドガード(ベッドフェンス)でした。
シンガポールの我が家の床は、リビングとダイニングは白い大理石、ベッドルームはフローリングなのですが、このフローリングが日本のものと全然違うんです。
「木」というところは一緒なのですが、歩いた時の沈み込みが一切なく、たたくとコツコツ音がします。足触りがひんやり冷たくて、木なのに石のような質感。ベッドから落ちたり、転倒すると大怪我をします。
4歳の息子が就寝中にベッドから落ちて、唇をひどく切ったので、慌ててベッドガードを購入。シンガポールでは、大理石やタイルなどの床が多いため、家の中で転倒した際に思わぬ大けがをするケースが多いそうです。(ちなみに、私は家の中で骨折しました。その話は別の記事でご紹介します)
ベッドガード(ベッドフェンス)はシンガポールでも買えますが、もし簡単に取り外しのできる差し込み式のベッドガードを日本で使用されている方は、シンガポールにもお持ちになることをおすすめします。
斜めがけできるスラップ付きスマホケース
シンガポールに来て感じたことの1つは、国としてのスマホの活用度の高さ。
シンガポールでは政府のコロナ対策として、接触者追跡システム「セーフエントリー(SafeEntry)」と「トレース・トゥギャザー(TraceTogether)」を使用しています。
ショッピングモールやレストラン、各種店舗の入り口にQRコードが設置され、システムに名前や電話番号、ID/FIN番号を登録したうえでQRコードをスキャンしなければ入店できない仕組みがあり(セーフエントリー(SafeEntry))、
また、トレース・トゥギャザー(TraceTogether)というアプリでは、インストールした端末が暗号化したユーザー情報を交換し、感染者と至近距離にいた人を特定したり、画面上に各自のワクチン接種情報が表示されるので、ショッピングモールやレストラン入店時に提示するワクチンパスポートとしての役割も果たしています。
そのため、どこに行ってもスキャンしたりスマホ画面を提示したり。さらに、観光地や公園で子どもの写真をとったり、南国の美しい自然にカメラを向けることも多く、スマホを休ませる暇がないので、斜めがけできるショルダータイプのスマホケースを購入しました。
結果、大正解。うっかりスマホを落下させることもなく、サッとゲートを通ったり、写真を撮ることができて、とっても便利。買ってよかったものの1つです。
さいごに・・・
シンガポールに来てから買ってよかったものは他にもたくさんありますが、中でも今回ご紹介した5つは、どれも日本では使っていなかったものです。
もし日本にいてこの5つをお持ちでしたら、捨てずに海外引越し荷物としてシンガポールに持ってくるのがおすすめ。シンガポール生活をより快適にするために、きっと役立ってくれると思いますよ。
これからシンガポールに来る方や、来たばかりの方の参考になるとうれしいです。