シンガポールへの引っ越し準備をしていた時、在住者ブログをいろいろチェックしたのですが、古い情報がたくさんあって「何がシンガポールで手に入って、何がないのか」「あったとしても、日本から持っていた方がいいものが何なのか」がよく分からず、とりあえず生理用品を段ボールの隙間に詰められるだけつめて1年間分くらい持ってきました。
でも、そんな必要なかった・・・ってシンガポールに来て気づいたんですよね(汗)
そこで、「有」「無」に加えて、こちらで買える商品が実際どんなものなのか、どのように対応しているかをご紹介したいと思います。
シンガポールで買える?買えない?日本のもの
化粧品(スキンケア)
買えます。選択肢も多いです
生活が落ち着くまでの数か月分 + シンガポールで買えない愛用品があれば
デパコスをお使いなら、アルビオン、クラランス、クリニーク、コスメデコルテ、エスティ―ローダ、カネボウ、ドゥラメール、ランコム、POLA、資生堂、SK-Ⅱ、THREE、シャネル、ディオール、サンローラン、シュウウエムラなどがオーチャード周辺のデパートで購入可能。日本からは撤退したセフォラ(SEPHORA)も展開しているので、日本にない海外コスメも買うことができます。
通販系なら、シンガポールにはオルビスやファンケルの店舗もあります。
日系ドラッグストアのウェルシアでは、雪肌精、dプログラム、キュレル、Suisai、フリープラス、ソフィーナなども手に入りますし、ローカルのドラッグストアでも、dプログラム、キュレル、ミノン、肌ラボ、コーセーソフティモ、洗顔専科、ビオレ、Bifestaを買うことができます。
ローカルドラッグストアで普通に日本のものが売られていてびっくりしました!
ビオレの毛穴すっきりパックなんて、チェーンのローカルドラッグストアならどこでも買えます。
当然ですが日本で買うより割高なので、引っ越し荷物として日本から大量に持って行くのも1つの選択肢です。
でも、こちらに来て気づいたのですが・・・日本とシンガポールでは気温も湿度も異なるので、使いたい化粧品が変わったりするんですよね。毎シーズン新しい化粧品も発売されるので、今までと違うものを使ってみたくなったり。そう考えると、同じものを大量に持ってこなくてもいいのかなと。一部定番スキンケアは残しつつ、その時の肌にあわせて新たに探すのもありかなというのが実感です。
もし、シンガポールで買えない愛用品がなくなったり、日本でしか手に入らない新商品が欲しい時はどうするかって?その時は、日本のオンラインショップで買って、転送コムを使い、関税がかからないようにひと箱あたりの荷物の価格を抑えつつシンガポールに送っています。
生理用品
買えます
念のため各1パック(それ以上はシンガポールで購入可)
海外在住者の情報を見ると、国によってはナプキンのサイズが大きかったり厚かったり、日本人の体型に合わず、使いにくさを感じるコメントが多くありますよね。
シンガポールではどうかというと、花王やユニ・チャームがビジネス展開をしているので、日本と同じ「ロリエ Laurier(花王)」や「ソフィ Sofy(ユニ・チャーム)」ブランドのナプキンやライナーを買うことができます。
日系のドラッグストアでも、ローカルのドラッグストアでも、ローカルスーパーでも購入可能なので、ナプキンもライナーも心配してたくさん持ってこなくて大丈夫ですよ!
大人用シャンプー・トリートメント
買えます。でも高め
念のため各1本(それ以上は改めて合うものを探すことになりそう)
ドンキでも日系のドラッグストアでもローカルのドラッグストアでも、シンガポールでは想像以上に日本のシャンプー・トリートメントが売られています。でも、Himalaya ヒマラヤなどの一部を除き、なぜか妙に輸入シャンプー・トリートメントが高いんですよね。
なので、世界のどこに行っても「絶対にコレ!」と決めているものがあるのであれば、日本から引っ越し荷物で大量に持ってきた方がお得です。
でも、水によっても湿度によっても髪の手触りや仕上がりは変わるもの。これはスキンケア化粧品以上に顕著です。今まで良いと思っていたものが、シンガポールに来たらしっくりこない・・・そう感じる人も多いのではないでしょうか。私はシンガポールに来て、日本にいた頃より根元がベタつくのに毛先のパサつきが気になるようになり、いろんなシャンプー・トリートメントを試しています。
子ども用シャンプー・歯磨き粉など
買えるものもあるが高め
念のため各1本(それ以上はローカル品から合うものを探す)
日本と同じように子ども用のシャンプーが買えるか心配で、愛用のコンディショニングシャンプーの詰め替えを10パックほど持ってきました。来てみたら、愛用の商品はなかったのですが、シンガポールでも花王のメリット泡で出てくるシャンプーは購入可能なことが分かりました。ただ、残念ながら日本の倍近い価格。
子どものシャンプーにそこまでかけるのはどうかな・・・と、候補にあがってくるのがローカルの子ども用シャンプー。
シンガポールでは、ライオンがビジネスを展開していて、なんと「KODOMO」というブランドで子供向けの洗剤やシャンプー、歯ブラシや歯磨き粉を販売しています。
中でもExtra Shield Children’s Toothpasteという歯磨き粉は、1000ppmの高濃度フッ素が配合された子ども用歯磨き粉。日本では子どもには低濃度フッ素が推奨されているので、市販の子ども用歯磨き粉の多くが500ppm。歯科医院で販売されている子ども用歯磨き粉でも950ppmだったので、1000ppmの歯磨き粉がスーパーなどで手軽に買えるのはさすがフッ素先進国シンガポールだなと思います。
子ども用の歯ブラシや歯磨き粉は大量に持ってこなくても、シンガポールに来てからローカルスーパーで買うものリストに入れておいて大丈夫ですよ!
食品ラップ
買えますが、メーカーにより入手のしやすさに違いがあります
念のため各サイズ1本(それ以上はシンガポールで購入)
食品ラップは、外国メーカーで代用がきかないものの1つだと思います。そのくらい日本のラップは別格のクオリティ!
シンガポール在住日本人の多くが日本のメーカーのラップをお使いなんじゃないでしょうか。シンガポールで手に入りやすいのは、ドンキで取り扱いのある旭化成のアサヒラップ。我が家でもシンガポールに来てからはアサヒラップを使用しています(Lazadaなどを利用すれば、クレラップも買えないことはありません)
米
日本の輸出米なら、日系スーパーやドンキはもちろんのこと、ローカルスーパーでも購入可。日本のお米屋さんもあります
持ってこなくてよいと思います
シンガポールでは、お米は100kgまで引っ越し荷物として非課税で持ち込むことができます(税関での植物検査は必要)。そのため、船便の荷物としてお米を100kg持ち込むことを勧める方もいらっしゃいますが、個人的にはおススメしないかなと思っています。
というのも、精米後のお米がおいしく食べられる目安は1カ月程度。賞味期限がなくてもお米は日々劣化し、風味が落ちていきます。ましてや、シンガポールに向かう船便。高温・高湿度のコンテナ内で約1か月かけて洋上を移動し、検査・手続きを含めると手元に届くまでにかかる期間はそれ以上。どんなに精米したてのブランド米でも、シンガポールにつく頃には味が落ちています。
さらに、100kgのお米を消費するには何カ月もかかる計算。シンガポールは高温多湿で食料の劣化が早いので、うちでは少量ずつ買ってジップロックに入れ、冷蔵庫保管しています。お米の美味しさを気にする方なら、引っ越し荷物で大量に送るより、高くてもシンガポールで精米しているお米屋さんから購入するのが美味しいし安心じゃないかなと思います。
調味料
ものすごく買えます
持ってこなくても大丈夫。日本メーカーにこだわらないものはローカルスーパーで、日本のものを買いたいならドンキに行きましょう
シンガポールのドンキに初めて行ったときに驚いたのは、日本のドンキと変わらないほどの調味料の品ぞろえ。和食の定番調味料は全て手に入ります。
料理酒、醤油、みりん、砂糖、酢、味噌、塩、こしょう、和風だし、白だし、昆布茶、鶏がらスープ、中華スープの素、コンソメ、ケチャップ、マヨネーズ、ソース、ポン酢、塩こうじ、めんつゆ、オイル、チューブタイプの生姜やにんにく・わさび、焼き肉のたれ、カレールウ、サラダドレッシング、お茶漬けの素、ふりかけ、塩こんぶ等など。もう書ききれないくらい。
日本で買うより価格は高めですが、とにかく何でも揃うので、心配ご無用です!
さいごに・・・
生活に欠かせない消耗品について、シンガポールで買えるかどうか、渡航時に日本から持ってくる場合の数量の目安を経験からご紹介させていただきました。
総じて言うと、ちょっと高めですが、シンガポールでは想像以上に日本のものが売られています。海外でビジネス展開している日本のメーカーさんをこれほどありがたいと思ったことはありません。そういった意味で、シンガポールは日本人が住みやすい国。引っ越し荷物にあれこれ詰め込むことなく来ても、生活に困ることはないんじゃないかなと思います。
これからシンガポールに来る方にとって少しでも参考になると幸いです。